子猫を保護したり、里親で新しく家族に迎え入れることもよくあると思います。その時に必ず確認しておかないといけないのは猫エイズウイルス(FIV)と猫白血病ウイルス(FeLV)です。この度はFIVについて少しまとめてみました。
感染経路 咬傷での感染が主な経路。性交感染や垂直感染の可能性もあり。グルーミングなどで舐めあう、トイレを共同で使っているなどで は感染しません。
病原性 進行性と考えられていますが、進行の予測をするのは難しく、重篤な病気にならずに寿命を全うすることも珍しくありません。
症状 免疫不全・免疫疾患になる。好中球、リンパ球減少、貧血になる。歯肉炎、口内炎になる。リンパ腫(節外型高悪性度B細胞性) のリスク上昇。末期では悪液質症状、神経症状、腎障害になる可能性あり。
診断 抗体検査 ウイルス抗原(p15,p24,gp40)に対する抗体
PCR検査 プロウイルス(レトロウイルスの遺伝子が宿主のゲノムに取り込まれた状態)を検出。抗体検査の感度よりやや劣り ますがウイルス自体を検出します。
管理 避妊・去勢をする。ほかの猫との接触を避ける。外に行かせない。抗ウイルス薬は効果なし。インターフェロンωの効果は不明。 非再生性貧血の場合ESA製剤の使用を検討する。